「積立手数料が高すぎる」というZAIF批判への反論と、手動積立の危険性について

積立投資。それは、相場が高い時も安い時も一定金額をコンスタントに買い続けることで、リスクヘッジをしつつ資産を増加させていこうという投資スタイルです。

そして、仮想通貨に関して言えば、仮想通貨取引所であるZaifで「毎日積立」のサービスを提供している訳ですが、「手数料がかかるから、手動で毎日積立を行っている!!」という理由から、このサービスの利用を躊躇する人がいます。確かに、手動積立であれば投資に要する費用は一切かからない訳ですが、私は手動積立には反対の立場です。では、その理由とは一体何なのでしょうか?

手動積立をするべきではないと考える最大の理由

手動積立投資を行うべきではない最大の理由は、『裁量的な意思決定を行う「スキ」が生じる』ということです。最初に定めたルールに従って、淡々と積立投資を行うだけなのにもかかわらず、買付を行おうとする度に、あなたには迷いが生じます。その迷いとは、主に以下の3つです。

第一に、買付を行うか否か。

「毎日(毎月)積立を実施する」と強く誓ったはずなのに、数日後(数ヶ月後)には決意が揺らいで来ます。

特に、仮想通貨ではそうした事が多いですが、理由は、暴落と暴騰が毎日何かしらの通貨で起きているからです。MONACOINの積立を行うと誓ったはずなのに、「ビットコインキャッシュが暴落している。今のうちに、たくさん仕込んでおこう。」というように、お祭りが起きている通貨の方に意識が吸い寄せられてしまいます。そして、積立購入を行うクリック操作が、日に日に億劫になってしまうのです。。。

まあ、暴落と暴騰は収益が大きく増減する場面ですから、意識がそちらに向いてしまうことは、投資目的で行っている以上やむを得ないことです。隣の芝生は、青く見えますよね。しかし、そうしたお祭りを毎日目にしていると、どうしても当初の「積立投資の誓い」は揺らいできてしまうのです。しかも何故か、積立を行っている通貨に限ってイベントや大きな価格変動が起きず、全くつまらない相場が続いたりするのです。

第二に、買付の日時。

本来的には、買付を行なう時間帯は毎日一定の方が望ましいです。しかし、「午後は、〇曜日の午後は相場が下がることが多いから、午後に買付を行おう」「今は相場が高い(と思う)から、××円に到達したら購入しよう」などと考えがちです。

特に、「相場が下がったら、購入しよう」という思考回路の人は危険です。必ずしも今の相場よりも下がるとは限りません。しかも、相場が下がったら下がったで、「もう少し、下がってから買おう」などと考え始める傾向があります。結局、全然買付を行うことができなかったり、逆に上昇の天井付近で購入してしまったりします(不思議と、裁量的な選択は裏目にでるものです)。

様々な記事で書いておりますが、今が高いかどうかという事は誰にも分かりません。積立投資おいて、裁量的な意思決定は厳禁です。

第三に、買付の数量。

当初は、「毎日1000円分ずつ購入しよう」などと考えていたはずなのに、その月の家計簿の状況から投信金額を減額し始めたり、「今日は、相場が安い(と思う)から2000円分買っておこう」「相場がもっと下がりそうだから、今日の購入分を明日に回して、明日多めに購入しよう」などと考え始めます。

本来積立投資においては、毎日の積立金額が確定していれば、積立金額÷1通貨当りの値段によって裁量の余地なく決定されるはずです。購入ボタンを押すという行為に、あなたの意思を反映させるチャンスを作ってしまうことは、非常に危険なのです。

まとめ

上記の理由は、主に「儲けたいというスケベ心」から生じる心の迷いなワケですが、それ以外にも手動積立を妨げる要因はあります。

代表的な理由は、単純に「積立を行うという行為が面倒になってしまう」という事ですね。最初のうちは意気揚々と積立を行えるのですが、1週間や1ヶ月経過してくると、そうしたルーティンに耐えられなくなってきます。また単純に、「手動積立を行う事を、日々の忙しさなどによって失念してしまうリスク」もあります。

結局のところ、手動での積立投資には至る所に落とし穴が存在するのであり、常人ならざる「意思の強さ」がないと実行し続けることは出来ません。手動積立は手数料こそ不要ですが、スケベ心によって裁量的な売買を行い、節約したはずの手数料以上の損失につながってしまうケースが殆どなのです。

であれば、一切の裁量的な意思決定を排除する為のコストとして積立手数料を払う方が、ずっと経済合理性があると言えないでしょうか。

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